ホームページ制作会社の立場から、事前にお客様がこういった点にご準備されていると、「正確な見積もりが出し易い」「その後の流れがスムーズにいく」といった点についてご説明いたします。
1. ホームページの目的を明確にしておく
これをするかしないかでその後に大きな影響が出てきます。
見積もり依頼段階では明確に出来ない、というお考えもあるかと思いますが、ホームページの目的が明確になっていませんと、ホームページの規模も漠然としたものになってしまいますし、制作会社がお出しする見積もりも漠然としたものになってしまいます。
1-1. どんな行動を起こしてもらいたいのか
「ホームページの目的」をもっと分かり易く言いますと、「ホームページを訪れた人にどんな行動を起こしてもらいたいのか」ということです。
ホームページを訪れた人に電話を掛けてきてもらいたいのか、資料請求をしてもらいたいのか、あるいは製品の使い方を理解してもらいたいのか等、ホームページによって、起こしてもらいたい行動は様々あります。
ホームページの目的を大雑把に分けますと「集客」と「ブランディング」の２つと言えるかと思いますが、ほとんどの企業様は「集客」が目的だと思います。その「集客」をもう一歩詰めて考えていただけると、明確になってくるのではないでしょうか。
1-2. 目的が決まると規模や機能も決まる
そして「起こしてもらいたい行動」が明確になっていますと、ホームページの規模や必要な機能なども決まってきます。すると制作会社が出す見積もりもより正確なものになってきます。
ホームページ制作会社にお見積もりを依頼する際に、ホームページの目的ついて再考し、お考えになった内容を制作会社にお伝えしてみてください。
2. 誰に見てもらいたいのかを明確にしておく
２つ目は上の章で「ホームページを訪れた人」と書かれていた部分のお話です。顧客ターゲット層と言われることもあります。
誰に見てもらいたいかの「誰」とは、
・地域（例：千葉市内）
・業種、職種（例：製造業、士業者、学生）
・性別
・年齢層
などによって絞り込んでいきます。また御社の顧客層の中で一番良質なお客様をイメージするという方法もあります。
2-1. ターゲット層によってサイト構成が変わる
ターゲット層の地域を絞ったホームページと全国展開を考えたホームページでは、サイト構成は全然変わって来ますし、企業向けのホームページと学生向けのホームページでは対象とするデバイスが変わってきます。（学生の場合、スマートフォンが中心になる等）
ホームページ制作会社にお見積もりを依頼する際に「どんな人に見てもらいたいのか」を一言加えるだけで、かなり見積もりの精度が変わってくるかと思います。
3. 上記の２つが実現できる見積書になっているか
いよいよ制作会社から見積もりが届き、比較検討される段階のコツとしましては、見積書に上記の２点が実現できる施策が盛り込まれている、あるいは道筋が読み取れるような制作会社は良い会社と言えるでしょう。
3-1. もし不明瞭なら確認を
もしそのような道筋が明確に読み取れなかった場合は、制作会社に説明をしてもらうなどしたほうが宜しいかと思います。そしてどのような施策でホームページの目的を達成するのかを明確にしてもらい、各社の比較をしてみることをお勧めいたします。